テル子のおはなし

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子どもの風邪に思う、心配とイラつきの狭間

ここしばらく子どもが鼻風邪を引いており、鼻水が喉に回って咳も出るので、幼稚園は休ませている。

幸いにも私は在宅ワークなので、子どもが家にいても仕事上はとりあえず問題がない。

 

しかしそれでも仕事に差し障りがないというわけではないし、子どもが幼稚園に行っている間だけが自分1人の時間が確保できるので、元来1人が好きな私としては1人時間が消滅することは精神的にかなり痛い。

 

子どもが体調を崩せば、もちろん心配する。かわいそうだし、変わってやりたいとも思う。できるだけ早く治るよう、いろいろ対策をする。

しかし、心の奥底に少しのイラつきが生まれるのもまた事実である。

今回のように「鼻水は出るけどめっちゃ元気」だと、とくにその気持ちが表に出そうになる。

 

子どもが風邪なのにイラつくなんてありえない

 

そう思う人もいるだろう。実際その通りだ。その通りであることはわかっているからこそ、自分がイラつくことに対して罪悪感を覚える。「私はダメ親だ」と。

 

 

たらたら書いたが、こんなもんに解決策はないだろう。

ダメ親と言われようが「イラつかないようにする」のは難しいので、自分に対しても子どもに対しても、この気持ちをごまかしながら過ごすしかないのだ。

 

子育ては我慢の連続で、親側はしんどいことが多すぎる。

しかしそれでも、子どもを産まなければよかったと思ったことはないし、我が子は世界一かわいいし世界一大切だ。

 

人間って不思議ね。