テル子のおはなし

エッセイとかコラムとか

溜め続けた洋服たちと、さようならをしました

「捨てられない女」というほどではないが、割とモノを捨てられないタイプの私。

とくに洋服は捨てられない。

 

自分の服は

  • いつか何かで使うかもしれない
  • 痩せたら着られるかもしれない

 

子どもの服は

  • 誰かにプレゼントできるかもしれない
  • 思い出だから残しておきたい

 

そんなことを思うときりがなく、ずっと捨てられなかった。

しかし……

 

いつか何かで使うかもしれない→使わない

痩せたら着られるかもしれない→痩せる兆しがかけらもない

誰かにプレゼントできるかもしれない→そんな状態のいい服はほぼない

 

結局はこう。

「思い出だから残しておきたい」

これだけがネックでかなり葛藤はあったものの、各服を着た息子は写真に残っているし、今までしまい込んでいた服を出して思い出に浸ることは実際なかった。

 

そこで意を決して、先日服類を処分することに決めた。

 

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こちらは破れていたり汚れていたり、資源回収には回せない服類。

45リットルのゴミ袋6袋。

 

 

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こちらは資源回収に回す服類。

45リットルのゴミ袋7袋。

 

ずいぶんためたものだ。子どもと自分の服の分量は半々くらいかな。

 

ゴミ屋さんが服を持って行くときに家の窓から眺めていたら、ちょっとだけ涙が出た。かわいいかわいい息子の服、燃やされてしまうんだなぁと。もう二度と手元には戻ってこないんだなぁと。

しかし家の収納にも限界はあるし、リメイクして再利用する技術も情熱もない。あと、服が残っていたところで赤ちゃんの息子に会えるわけでもない。

だからこれでいいんだと自分を納得させた。

 

昔より、今を見よう。片付けが進んで家がキレイになれば、もっと過ごしやすくなる。子どもはこれからもどんどん成長してまたモノが増えるんだから。

ね。

 

 

でも、やっぱりちょっと寂しいね。