テル子のおはなし

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失って気付く「一人暮らし」のすばらしさ!

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20歳から25歳まで、東京で一人暮らしをしていたことがある。

その頃は、大変だな~とか、寂しいな~とか、今思うと、あまり“一人暮らし”という事象に対して感謝をしてこなかった。

 

結婚をして、子どもを産んだ今、一人暮らしがいかにすばらしく、自由にあふれていたのか。それを痛感することになる。

 

一人暮らしをしていた頃は、自由があった。

 

休みの日は好きな時間に起きられるし、好きな時間に寝ることができる。好きなゲームはやり放題、漫画は読み放題。気が向いたときにフラッとコンビニに行ったり、おしゃれなカフェで優雅なひとときを楽しむこともたやすい。

誰にも邪魔されずにトイレにこもることも、長風呂を楽しむことも、好きな食べ物だけを食卓に並べて一人パーティーをすることも、全て自由だったのだ!

 

幼い子どもがいる今、何もかもが夢のまた夢。

きっと一人暮らし経験があるママさんたちがこの記事を読んだら、「そうそう!うんうん!」と頷きすぎて首がもげてしまうことだろう。

 

 

このまま離婚せず、家族が大病せずで暮らしていく場合、私が一人暮らしを再度経験するには夫に先立たれるしかない。

自分が先に死んでしまえば一生一人暮らしすることはないし、夫に先立たれたとしても、その頃の私はすでにヨボヨボのBBAである。

 

とどのつまり、元気なうちに自由で楽しい一人暮らしを経験することは、ほぼ不可能に近いのだ。

 

だからといって、離婚したいだとか、本心から孤独になりたいとか、そういうことではない。家族がいる今は、独身時代とは別種の幸せがあるからだ。(1人になりたい時は多々あるけども)

 

ただ、私は伝えたい。

 

一人暮らしって、あなたが思っているより最高なんだよ

 

一人暮らしをしている人、今その時を大切にしてね

 

こう、伝えたい。

本気で。